ギター音楽療法士になろう!ギターの魅力と歴史・種類を解説!
音楽療法には、精神的な安定など様々な働きがあるといわれています。
例えば、高齢者の方の場合、好きな音楽や昔の曲を聴いたり、楽器を使ったりすると自然に笑顔が出て、音楽に合わせて身体を動かすこともあるでしょう。
子どもの場合には、音楽教室に通うことで、心身の発達と集中力を養うことができるといわれています。
今回は、ギターやピアノでできる音楽療法、オンライン教室について解説していきます。
目次
ギター音楽療法士になる前に知りたい豆知識を解説!
ギターを趣味にしている方は多いものです。しかしギターは趣味だけではなく、音楽療法にも活かせることをご存じでしょうか。
ギターは、その特徴から音楽療法に適している楽器です。音楽療法は古い歴史があり、今では音楽療法士という資格も設立されています。
ここでは、ギターの魅力と音楽療法について見ていきましょう。一般社団法人Loveセラピープロジェクトではオンラインギター教室を実施しており、音楽療法の認定資格となるギター音楽療法士の取得講座を取り扱っています。
ギターの魅力
ギターは弦を弾いて音を出す撥弦楽器の一種で、様々な音楽のジャンルで使われている楽器です。ここでは、ギターの魅力をご紹介します。
持ち運びができる
ピアノなどの大型楽器とは違い、ギターは軽量でギターバッグに入れるとどこでも持ち運びが簡単にできるのが魅力です。
音楽療法を行う場合でも参加される方の所まで持ち運びができるので、会議室のような小さな会場でもできます。
キー変更が簡単
カポタストを使うと簡単にキー変更ができるのでとても便利です。音楽療法など演奏会で参加者と一緒に歌う場合でも、キーを簡単に変更できるため、参加者の歌いやすいようにキーを合わせることができるのです。
カポタストはカポと呼ばれていて、ギターの上のフレット部分に取り付けて使う演奏補助器具で、楽器店に行けばすぐに入手できます。
癒しをもたらす
ギターには人に癒しをもたらすことが期待できます。ある実験では、ギターやピアノで演奏された音楽を聴いた生徒の多くは、床に寝そべるなどリラックスした状態になりました。
ギターを使っての音楽療法はピアノと並んで人気があります。
とくにクラッシックギターは、やわらかいナイロン弦を使った弦が使われており、優しい音色を出すことができます。
音楽療法の発展の歴史
ここでは、音楽療法の歴史を紐解いてみましょう。
音楽療法は神話の時代から行われていた
音楽療法は、古来様々な国で宗教の儀式や医療などで使われてきました。ギリシャ神話に登場するオルペウスは、堅琴を演奏して人々の病気を治療したと記されています。
その他にも古代ギリシャの哲学者アリストテレスは、「音楽には情緒を発散させる力がある」という考えを書き残していて、現代の音楽療法に受け継がれています。
全米音楽療法協会の設立
第二次世界大戦後は、アメリカで戦争によって心に傷を負った兵士たちに音楽療法を用いて成功を収めました。その後大学での音楽療法士の養成が始まり、1950年には全米音楽療法協会が誕生したのです。
日本の音楽療法の歴史
日本では戦後1955年頃から一部の音楽大学で、音楽心理学が取り入れられ、音楽療法はその中の一つとして位置づけられていました。
その後、音楽療法に興味を持った教師や学生たちがそれぞれの地域で研究をするようになり、1967~1977年にかけて、有名な音楽療法の研究者が次々と研究組織を設立したのです。
1987年に村井靖児氏によって、音楽療法の専門家たちのために東京音楽療法協会が設立されます。1990年代に入ると音楽療法を研究する専門家が増えていき、社会的にも音楽療法が注目されるようになりました。
日本音楽療法連盟の設立
1995年4月、全国にある音楽療法の団体を結びつける目的として「日本音楽療法連盟(JFMT)が設立されます。音楽療法士が認定資格として開始され、2001年には「日本音楽療法学会(JMTA)」が再組織されました。
これにより、認定資格の認定や更新、講座や教室の開催を取り行うようになったのです。
音楽療法士の資格は現在日本音楽療法連盟が認可する認定資格です。将来的には国家資格化させるために動きが活発化しつつあります。
国家資格になることで、病院や施設などでも取り入れやすくなり、音楽療法を多くの方が利用できる日がくることに期待が高まっているのです。
ギター教室で音楽療法を学ぼう!
近頃は音楽療法士について社会的に認知度が上がり、音楽療法士を求める施設や団体が増えてきました。子どもから高齢者まで、どの年代の方にとっても音楽は親しみやすく、取り入れやすい療法といえるでしょう。
最近ではギター教室で音楽療法士の育成講座が開催されるようになりました。一般社団法人Loveセラピープロジェクトでも、初心者用や上級者用のギター教室の他にギター音楽療法士の認定資格を取得できるオンライン教室を開設しています。ここではギターの種類や音楽療法で使用する楽器について解説します。
ギターの種類
ギターにはいくつかの種類があり、ギターによって音や弾き方、使用する音楽のジャンルが違うことをご存じでしょうか?ここでは、ギターごとのそれぞれの特徴を解説します。
クラッシックギター
数あるギターの中でも一番歴史が古く、一般的に知られているギターです。現在はナイロン弦です。
しかし、かつては動物の腸(ガット)を弦として使用していたことからガットギターとも呼ばれています。
使用される音楽ジャンルは、クラシック音楽をはじめ、民族音楽やジャズ、ボサノバなどです。スペインのフラメンコでは、クラッシックギターの木材を軽くして、激しい演奏にも耐えられるように改良することも少なくありません。優しい音色が心地よく感じられるため、音楽療法の現場でもクラッシックギターが使われています。
アコースティックギター
アコースティックギターは、略して「アコギ」と呼ばれることが多く、弾き語りやギターのみで伴奏とメロディを演奏するソロギターに適しているギターです。
金属製の弦を使用しているためスティールギターとも呼ばれます。木製のボディの中で音が反響するため、生演奏でもクラッシックギターに比べると大きな音が出るのが特徴です。
弦に22種類あり、「ブロンズ」は明るくて馴染み深い音を出し、「フォスファーブロンズ」は薄い褐色の弦で、高級感があり気品が溢れ出るような音色がします。
エレクトリックギター
エレキギターと呼ばれるエレクトリックギターアンプ(音を増幅させる機械)につなげて演奏し、スチール製の弦を使用しているのが特徴です。
使用するアンプの種類によって音が変化することが特徴で、他の楽器と合わせて使うことが多く、バンドでの演奏や、DTMというパソコンを使った音楽で使用されるのが一般的でしょう。
音楽療法で使う楽器
音楽療法で使われる楽器は柔らかく優しい音色で、歌いながら伴奏できる楽器が好まれている傾向です。ここでは、音楽療法で使われている楽器をご紹介します。
ピアノ
音楽療法でもよく使われているのがピアノです。誰もが知っている馴染み深い音色なので、ピアノの音はクライエント(音楽療法の利用者)に安心感を与えます。音の表現力が豊かで、指先のタッチ一つで音に色んな表情をつけることができるのが魅力です。
ただ、ピアノはとても大きいため持ち運びができず、教室や施設に必ずあるとも限りません。そのため、場所によってはピアノの代わりに、キーボードやアコーディオンを使うこともあります。
キーボードは、クライエントと向き合って演奏するので表情を確認しながら演奏できるメリットがあり、アコーディオンは持ち運びが簡単でクライエントの近くへ行って演奏できるので喜ばれます。
音楽療法の認定試験では、弾き歌い時にピアノまたはキーボードが選択可能です。
ギター
弦を使った優しい音色が情緒を落ち着かせて癒されると人気があり、音楽療法でもピアノと並んでよく使われている楽器です。
弾きながらクライエントの表情を見て演奏でき、持ち運びができるので遠方のクライエントの所へも行くことができるメリットがあります。
最近ではオンラインでのギター教室を開催している教室もありますので、気軽にギターを習うことができるようになりました。音楽療法の認定資格の試験ではピアノとキーボードの他にギターも選ぶことが可能です。
打楽器
誰でも簡単に使えるタンバリンやマラカス、バチを使って音を出す太鼓も音楽療法で使われている楽器です。タンバリンなどの打楽器の魅力はクライエントも一緒に使って楽しめることと、小さい楽器なので軽量で持ち運びが便利なことが挙げられます。
ギター音楽療法を学ぶならオンライン教室がおすすめ!
音楽療法のギターを習うなら、一般社団法人Loveセラピープロジェクトへ
店舗名 | 一般社団法人Loveセラピープロジェクト |
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メール | poyofuga@yahoo.co.jp |
TEL | 090-2249-8845 |
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定休日 | 年中無休 |
URL | https://love-therapy.jp/ |